*ラルウァイ [#d0b0489a]
CENTER:&size(25){Larvae};
*ラルウァ [#larva]
CENTER:&size(25){Lārva, Lārua};

地域・文化:ローマ

----
 ラルヴァ、ラルウァ、ラルバー、ラールウァエ。~
 ラールウァ。~
 ラルヴァ、ラルウァイ、ラルバー、ラールウァエ。~
 古代ローマの亡霊の一種。生前のおこないにより冥界に行くことができず、地上をさまよっている霊魂のことである。彼らは夜になると活動し、生きているものを呪い殺す。~
 善霊はレムレスとよばれ、マネスという祖霊やラレスという家霊に分類される。これらの精霊はキリスト教到来後も地道に信仰されたが、宗教改革以降は悪魔の一種だとされるようになった。魔術師パラケルススはラルウァに悩まされたことがあるという。ラルウァには知性はなく、心の弱い人や煩悩を持つ人の目の前に現われる。その姿は人間の胎児や動物、死体といったおぞましいもので、さらに、一瞬たりとも同じ姿に留まることはない。こっちのほうのラルウァは、処刑された罪人からただれ落ちた血液や精液だったり、女性の不浄の血、男性の夢精によって放出された精液などの、キリスト教的に汚らわしいものから発生するとされる。
 善霊は[[../レムレス]]とよばれ、マネスという祖霊やラレスという家霊に分類される。

 語源的には守護神ラル(Lār)からの派生と考えられている。

 これらの精霊はキリスト教到来後も地道に信仰されたが、宗教改革以降は悪魔の一種だとされるようになった。パラケルススはラルウァに悩まされたことがあるという。ラルウァには知性はなく、心の弱い人や煩悩を持つ人の目の前に現われる。その姿は人間の胎児や動物、死体といったおぞましいもので、さらに、一瞬たりとも同じ姿に留まることはない。こっちのほうのラルウァは、処刑された罪人からただれ落ちた血液や精液だったり、女性の不浄の血、男性の夢精によって放出された精液などの、キリスト教的に汚らわしいものから発生するとされる。
**関連項目 [#ndde496f]
-[[../レムレス]]

-[[キーワード/霊魂]]
----
参考資料 -
参考資料 - [[資料/658]]: 327-328

トップ   編集 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS