*あやかし [#ayakashi]
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//アヤカシ
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地域・文化:日本・全国

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(1) 海の怪全般のこと光悦本謡曲『舟弁慶』(1516ca)に「いかに武蔵殿、この御船には、あやかしがつきて候」とあるのが古い例。
 海の怪全般のこと。光悦本謡曲『舟弁慶』(1516ca)に「いかに武蔵殿、この御船には、あやかしがつきて候」とあるのが古い例。

(2) 体の長い妖怪。
**関連項目 [#ndde496f]
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 また、近代では山口県から九州北部にかけて出没する海の妖怪のこと。船幽霊のようなもので、海で死んだ者の魂であり、仲間を捕るために現れる。風に逆らって舟を走らせる。柄杓の底を抜いて貸す話しもある(cf. [[../船幽霊]])。沖に漂流物を拾いに行く人がよく見る。~
 対処法としては、塩と水で供養すれば消えるとか、「オカマサマ」の灰をまけばよいなどと言われるが、灰が穢れていると効果がない。~
 沖永良部島では「ムンニアヤカサユン」(物にあやかされないように)という言い方で、動詞として使われている。この場合の怪異の主体は「ムン」のようだ。
**関連項目 [#related]
-[[../船幽霊]]

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-[[キーワード/海]]
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参考資料 - [[資料/222]]:

参考資料 - 『日本国語大事典』s.v.; [[資料/655]]:1.51

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