*お機火 [#v53b15cf]
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//オハタビ
地域・文化：日本・埼玉
地域・文化：日本・愛知
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冬、溺死した女の火。~
かつて矢作に菱池または岩堀池という湖があったころ、東岸の鷲田に対岸の野場から嫁いできた女がいた。冬のある日、日没前に渡ろうと、急いで菱池の氷上を里のほうへと走り、途中で溺れそうになるも、先を急いでいた。里家に着き機織り機を借りて帰途についたが、もはや辺りは滄然として、氷上の北風は寒く、身に当たってくる。そうしたなか、前に溺れそうになったところで急に氷が解け、女は湖に沈んでしまった。それ以来、菱池の中央に一つの陰火が恨みを引いて現れるようになった。これをお機火という。
かつて額田郡の矢作に菱池または岩堀池という湖があったころ、東岸の鷲田に対岸の野場から嫁いできた女がいた。冬のある日、日没前に渡ろうと、急いで菱池の氷上を里のほうへと走り、途中で溺れそうになるも、先を急いでいた。里家に着き機織り機を借りて帰途についたが、もはや辺りは滄然として、氷上の北風は寒く、身に当たってくる。そうしたなか、前に溺れそうになったところで急に氷が解け、女は湖に沈んでしまった。それ以来、菱池の中央に一つの陰火が恨みを引いて現れるようになった。これをお機火という。
**関連項目 [#ndde496f]
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-[[キーワード/火]]
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参考資料 - [[資料/901]]:520-521
