*大梵天王 [#p3060312]
CENTER:&size(25){Daibontenou };
CENTER:&size(25){Daibontenou&br;だいぼんてんおう};

地域・文化:中世神話
地域・文化:日本

----
 中世日本の[[第六天魔王>仏教/第六天魔王]]神話において、アマテラスと交渉するのは一般的に第六天魔王である。しかし『八幡愚童訓』乙本だけは「大梵天王」としている。

 伊勢神宮が僧侶を近づけず、読経や念誦もしないのには以下のような故事がある。~
 大梵天王が「日本という国で仏法が隆盛するおそれがあるから、行って妨げよう」として天から降りてきたとき、アマテラスが「私が行って仏法を止めましょう」と申し出て、梵天を騙した。そのおかげで日本から仏法流布の障害が遠ざかった。こうしてアマテラスは約束を破ったというわけで、自分の前では仏法を遠ざけるようにしたのだ。

 なお、『八幡愚童訓』群本では普通に「第六天の魔王」となっている。
**関連項目 [#h76b8200]
-

-[[キーワード/魔王]]
----
参考資料 - [[資料/565]]:256, 432-33

トップ   編集 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS