*小右衛門火 [#d0b0489a]
CENTER:&size(25){Koemonbi};
CENTER:&size(25){Koemonbi&br;こえもんび};

地域・文化:日本・奈良

----
 川堤に現れたという妖怪。ある時、小右衛門という百姓が、この妖火の正体を見極めようと、堤のところへやってきた。すると北からその火がやってきて、小右衛門の頭の上をかすめた。そのとき、小右衛門には流星のような音が聞こえ、小右衛門は恐怖心から思いっきりその火を杖でたたいた。すると、火はいきなり数百に分かれ、小右衛門を取り囲む。小右衛門はますます怖くなり、その場から逃げ出してしまった。しかし小右衛門はその夜から発熱し、まもなく死んでしまった。~
 以来、人々はこの火を小右衛門火と呼ぶようになった。この火はだんだん小さくなり、二百年ほどで消えたということである。
**関連項目 [#ndde496f]
-[[../鬼火]]

-
----
参考資料 - [[資料/222]]:

トップ   編集 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS