*シュリオ [#yb52d999] *シリオ [#yb52d999] CENTER:&size(25){Sylio}; 地域・文化:フランス ---- フィリップ・ド・タオンの『動物誌』(12世紀初め)に見える、トカゲのような小さな動物。火が熾ると、たちどころにそれを踏み消してしまうという。グリュリオは非常に冷たく、寒冷的な本性を持っているため、こういうことになるらしい。 フィリップ・ド・タオンの『動物誌』(12世紀初め)に見える、トカゲのような小さな動物。火が熾ると、たちどころにそれを踏み消してしまうという。シリオは非常に冷たく、寒冷的な本性を持っているため、こういうことになるらしい。 フィリップ・ド・タオンの英訳をした19世紀のトマス・ライトが用いた写本では頭の部分が欠けていて-ylioになっており、彼はそれをグリュリオ(Glylio)と復元したが(([[資料/981]]:97))、「シュリオ」が原型に近いようである(([[資料/982]]:53.))。語源的にもラテン語のstilio(サラマンドラを意味する)の崩れたものとみなせる。 フィリップ・ド・タオンの英訳をした19世紀のトマス・ライトが用いた写本では頭の部分が欠けていて-ylioになっており、彼はそれをグリリオ(Glylio)と復元したが(([[資料/981]]:97))、「シリオ」が原型に近いようである(([[資料/982]]:53.))。語源的にもラテン語のstilio(サラマンドラを意味する)の崩れたものとみなせる。 **関連項目 [#ndde496f] -[[../サラマンドラ]] -[[キーワード/トカゲ]] [[キーワード/火]] ---- 参考資料 -