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イスラーム、アラビア/サラターン
の編集 - Encyclopædia of Monsters / Fabelwesen
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*サラターン [#d0b0489a] CENTER:&size(25){Saraṭān, Zaratán&br;سرطان}; 地域・文化:アラビア ---- ザラタン。~ 島のように巨大な海亀のこと。アル=ジャーヒズは『動物の書』のなかで次のように述べている。~ 私は自分の目でサラターンを見たものをひとりも知らない。しかし次のように主張する船乗りたちはいる。彼らが海の小島に沿って進んでいくと、木々の生い茂る谷間や洞穴が見えたので、上陸して大きな焚火をした[この島は、実はサラターンだった]。炎の熱がサラターンの背骨に達すると、この生き物は船乗りたちを乗せたまま、生えている草木もろとも海中へと沈みはじめた。ついには、泳いで逃げることのできた者だけが助かった。~ アル=ジャーヒズ自身はこの話を信じていない。 なお、普通サラターン(Saraṭān)といえばアラビア語で「かに」か「巨蟹宮」のことである。 **関連項目 [#ndde496f] -[[北欧/クラーケン]] - ---- 参考資料 - [[資料/197]]:220-221; [[資料/1003]]:267; [[資料/584]]:241
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*サラターン [#d0b0489a] CENTER:&size(25){Saraṭān, Zaratán&br;سرطان}; 地域・文化:アラビア ---- ザラタン。~ 島のように巨大な海亀のこと。アル=ジャーヒズは『動物の書』のなかで次のように述べている。~ 私は自分の目でサラターンを見たものをひとりも知らない。しかし次のように主張する船乗りたちはいる。彼らが海の小島に沿って進んでいくと、木々の生い茂る谷間や洞穴が見えたので、上陸して大きな焚火をした[この島は、実はサラターンだった]。炎の熱がサラターンの背骨に達すると、この生き物は船乗りたちを乗せたまま、生えている草木もろとも海中へと沈みはじめた。ついには、泳いで逃げることのできた者だけが助かった。~ アル=ジャーヒズ自身はこの話を信じていない。 なお、普通サラターン(Saraṭān)といえばアラビア語で「かに」か「巨蟹宮」のことである。 **関連項目 [#ndde496f] -[[北欧/クラーケン]] - ---- 参考資料 - [[資料/197]]:220-221; [[資料/1003]]:267; [[資料/584]]:241
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