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インド/ジャランダーラ
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*ジャランダーラ [#a8cf867f] CENTER:&size(25){Jalandhāra }; 地域・文化:ヒンドゥー ---- あるとき、シヴァ神のところにいろんな神様がやってきて、シヴァを楽しませた。そこでこの神が来客の望みをかなえることにすると、インドラは「シヴァ神のように強い勇士になりたい」と申し出た。~ すぐに叶えてやるような願いでもないので、神々が帰ると、シヴァ神は瞑想して、インドラがその力を得たら何に使うのかを考えた。そのとき、シヴァの心の中にひそむ破壊相であるバイラヴァが出現した。シヴァは分身に向かい、「ガンジス川と海を結合しろ」と命令した。その結果、膨大なエネルギーが発生し、一人のアスラが生まれた。世界は震撼し、雷鳴が鳴り響いた。そのアスラがジャランダーラである。ジャランダーラの力は凄まじく、ブラフマー神はジャランダーラに三界を支配する力を与えた。~ 勢いを得て、破壊欲に駆られるジャランダーラは神々に宣戦布告をした。神々の兵隊はジャランダーラ軍に次々と殺されたが、神々はクシャ草で彼らを蘇らせた。ジャランダーラ軍はジャランダーラ軍で、この恐ろしい頭領がブラフマーから授かった再生能力によって次々と蘇る。きりがない。~ しかしジャランダーラ軍はクシャ草の繁殖地を発見し、補給路を断ち、神々を窮地に追い詰めた。インドラ、さらにヴィシュヌまでもがジャランダーラの前に敗れ去った。戦争はジャランダーラの勝利に終わった。~ 神々は追放され、祭儀にもありつけなくなった。途方にくれた神々はブラフマーのところへ相談にいった。そして結局シヴァのところにいってこの状況を打開することにした。~ シヴァ神は、ジャランダーラを打ち砕く武器を作るために神々の協力を得た。神々はいっせいに口から怒りの炎を吹く。その炎の中心にシヴァが立ち、かかとでくるくる回る。その凄まじい輝きのなかからチャクラが生み出された。~ 戦争再開。ジャランダーラはシヴァ神の妻パールヴァティーを誘惑しようとしたが失敗、そのお返しにヴィシュヌ神はジャランダーラに変装して、彼の妻であるヴリンダーと関係を持つ。事実を後で知ったヴリンダーは憤死。怒り狂ったジャランダーラは、シヴァ神と一騎打ちすることになる。しかし神々の力がシヴァ神によって至高にまで高められたチャクラを投げつけられると、さしものジャランダーラも切り裂かれたのであった。 **関連項目 [#je647a67] - - ---- 参考資料 - [[資料/98]]:
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*ジャランダーラ [#a8cf867f] CENTER:&size(25){Jalandhāra }; 地域・文化:ヒンドゥー ---- あるとき、シヴァ神のところにいろんな神様がやってきて、シヴァを楽しませた。そこでこの神が来客の望みをかなえることにすると、インドラは「シヴァ神のように強い勇士になりたい」と申し出た。~ すぐに叶えてやるような願いでもないので、神々が帰ると、シヴァ神は瞑想して、インドラがその力を得たら何に使うのかを考えた。そのとき、シヴァの心の中にひそむ破壊相であるバイラヴァが出現した。シヴァは分身に向かい、「ガンジス川と海を結合しろ」と命令した。その結果、膨大なエネルギーが発生し、一人のアスラが生まれた。世界は震撼し、雷鳴が鳴り響いた。そのアスラがジャランダーラである。ジャランダーラの力は凄まじく、ブラフマー神はジャランダーラに三界を支配する力を与えた。~ 勢いを得て、破壊欲に駆られるジャランダーラは神々に宣戦布告をした。神々の兵隊はジャランダーラ軍に次々と殺されたが、神々はクシャ草で彼らを蘇らせた。ジャランダーラ軍はジャランダーラ軍で、この恐ろしい頭領がブラフマーから授かった再生能力によって次々と蘇る。きりがない。~ しかしジャランダーラ軍はクシャ草の繁殖地を発見し、補給路を断ち、神々を窮地に追い詰めた。インドラ、さらにヴィシュヌまでもがジャランダーラの前に敗れ去った。戦争はジャランダーラの勝利に終わった。~ 神々は追放され、祭儀にもありつけなくなった。途方にくれた神々はブラフマーのところへ相談にいった。そして結局シヴァのところにいってこの状況を打開することにした。~ シヴァ神は、ジャランダーラを打ち砕く武器を作るために神々の協力を得た。神々はいっせいに口から怒りの炎を吹く。その炎の中心にシヴァが立ち、かかとでくるくる回る。その凄まじい輝きのなかからチャクラが生み出された。~ 戦争再開。ジャランダーラはシヴァ神の妻パールヴァティーを誘惑しようとしたが失敗、そのお返しにヴィシュヌ神はジャランダーラに変装して、彼の妻であるヴリンダーと関係を持つ。事実を後で知ったヴリンダーは憤死。怒り狂ったジャランダーラは、シヴァ神と一騎打ちすることになる。しかし神々の力がシヴァ神によって至高にまで高められたチャクラを投げつけられると、さしものジャランダーラも切り裂かれたのであった。 **関連項目 [#je647a67] - - ---- 参考資料 - [[資料/98]]:
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