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トルコ/ボケ
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*ボケ [#rf041a76] CENTER:&size(25){Böke}; 地域・文化:テュルク ---- マフムード・カーシュガリーの『テュルク諸語集成』によると、「竜」または「大きな蛇」のこと。彼は「七つ首の竜」(イェッティ・バシュルグ・イェル・ボケyẹtti başlıg yẹl böke)なることわざを紹介している。要するにそういうドラゴンがテュルク族の伝説か民話のような口承で知られていたということなのだろうが、カーシュガリーはこのことについては語ってくれていない。なおyettiは「7」、başlıgは「頭のある」だがyelはもしかしたら[[../イェル]]のことかもしれない。だとするとこの「イェッティ・バシュルグ・イェル・ボケ」は敵対的な存在だったということになる。~ それよりも彼の興味をひいたらしいのは、ボケという言葉が戦士に贈られる名称として使われているという事実だった。たとえば、ヤバーク(Yabāqu)なる集団(?)のリーダーの一人の名は「ボケ・ブドラチュ」(böke budraç)だった(ちなみにまだイスラーム化していなかったようだ)。 **関連項目 [#ndde496f] - -[[キーワード/ドラゴン]] [[キーワード/多頭]] [[キーワード/竜]] ---- 参考資料 - [[資料/369]]:932; [[資料/590]]: 201
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*ボケ [#rf041a76] CENTER:&size(25){Böke}; 地域・文化:テュルク ---- マフムード・カーシュガリーの『テュルク諸語集成』によると、「竜」または「大きな蛇」のこと。彼は「七つ首の竜」(イェッティ・バシュルグ・イェル・ボケyẹtti başlıg yẹl böke)なることわざを紹介している。要するにそういうドラゴンがテュルク族の伝説か民話のような口承で知られていたということなのだろうが、カーシュガリーはこのことについては語ってくれていない。なおyettiは「7」、başlıgは「頭のある」だがyelはもしかしたら[[../イェル]]のことかもしれない。だとするとこの「イェッティ・バシュルグ・イェル・ボケ」は敵対的な存在だったということになる。~ それよりも彼の興味をひいたらしいのは、ボケという言葉が戦士に贈られる名称として使われているという事実だった。たとえば、ヤバーク(Yabāqu)なる集団(?)のリーダーの一人の名は「ボケ・ブドラチュ」(böke budraç)だった(ちなみにまだイスラーム化していなかったようだ)。 **関連項目 [#ndde496f] - -[[キーワード/ドラゴン]] [[キーワード/多頭]] [[キーワード/竜]] ---- 参考資料 - [[資料/369]]:932; [[資料/590]]: 201
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