イタナ†
Itana
地域・文化:オーストラリア
アルンタ(Arunta)人のいう霊魂、死霊。
人は死ぬと、その霊魂はしばらくの間墓の周辺にいるが、墓で葬宴が行われると、死者の島(Itjarilkna Ala)と呼ばれるところへ向かう。雨が降ると、そこにいる死者たちは南方にさ迷い歩き、故郷に戻る。もし地上にたくさんの子孫を残した場合は、その方を抱き,次々と子孫の体内に入り、成長させる。孫がいる場合は孫のなかに入り、1、2年をすごす。そして死者の島に戻り、また地上に戻り、さらに死者の島に戻り、最終的には雷に打たれて消滅する。
関連項目†
参考資料 - 資料/133: