ラルウァ†Lārva, Lārua
地域・文化:ローマ ラールウァ。 語源的には守護神ラル(Lār)からの派生と考えられている。 これらの精霊はキリスト教到来後も地道に信仰されたが、宗教改革以降は悪魔の一種だとされるようになった。パラケルススはラルウァに悩まされたことがあるという。ラルウァには知性はなく、心の弱い人や煩悩を持つ人の目の前に現われる。その姿は人間の胎児や動物、死体といったおぞましいもので、さらに、一瞬たりとも同じ姿に留まることはない。こっちのほうのラルウァは、処刑された罪人からただれ落ちた血液や精液だったり、女性の不浄の血、男性の夢精によって放出された精液などの、キリスト教的に汚らわしいものから発生するとされる。 関連項目†参考資料 - 資料/658: 327-328 |