アイダガギオギオ

Aidagagiogio

地域・文化:パプア・ニューギニア


 パプア・ニューギニアはモノ島のはなし。
 ある村にワイドゥドゥ(Waidudu)という男がいた。ワイドゥドゥには手足がなかったが、兄弟たちが世話をしてくれていたのでなんの支障もなく暮らしていた。
 あるとき、兄弟が外に出ていると、アイダガギオギオが現われてワイドゥドゥに「出て来い」と言った。アイダガギオギオは全身を木の葉で飾り、多くの槍を持った恐ろしい存在だった。ワイドゥドゥは恐れ、命乞いをした。すると、アイダガギオギオは椰子の実を取って来いと命令した。しかし、彼には手足がないので動くことはできない。そこでアイダガギオギオは自らの手を貸し、彼を椰子の木に登らせた。ワイドゥドゥは木に登ると、この怪物の言われるがままに椰子の実をもぎ取って、たくさん下に落とした。アイダガギオギオは椰子の実の汁を飲み、実を食べて帰っていった。
 兄弟たちが帰ってくると、ワイドゥドゥは今日あった出来事を彼らに話した。彼らは策略を練った。
 翌日、再びアイダガギオギオがワイドゥドゥのところへとやってきて、同じような命令をした。ワイドゥドゥはまず手足をアイダガギオギオから借りて椰子の木に登った。しかし、彼は椰子の実をもぎ取ろうとはせず、貝を吹いて兄弟たちを呼び寄せたのである。手足のないアイダガギオギオはもはや打つ手もなく、兄弟たちのされるがままに殺され、燃やされ、灰になってしまった。
 アイダガギオギオがいなくなったので手足はワイドゥドゥのものになり、兄弟たちは仲良く暮らしたとさ。

関連項目


参考資料 - 資料/207:; 資料/561:141-144


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Last-modified: 2010-09-13 (月) 17:49:10 (3732d)