地域・文化:中国・安南、雲南
巨大な蛇で蚺蛇(ニシキヘビ)の一種。脚が4本ある。 『本草綱目』では、巨蟒は安南、雲南に生息しているとされ、よく鹿と食べるとある。その体色は黄色や黒である。春冬は山にいて、夏秋は水に降りて人々を傷つける。人々はこの蛇を捕らえて胆を食べ、病気を癒す。黄色の巨蟒の胆のほうが効能がよいとされる。
寺島良安は『和漢三才図会』で巨蟒にヤマカガチと和名を当てて、ヤマタノオロチと同一視している。
参考資料 - 資料/152: