ラングレス†
Linglésou, L'Ingllésou
地域・文化:ハイチ北部
またはアングランス(Inglinsou)。
ハイチで信仰されているロア(神々)の一種。西アフリカ起源。
ハイチにおけるバリエーションとしてラングレス・バサン・サン(Linglésou-Bassin-sang)、ラングレス・ゲレ(Linglésou Guerre)がある。
ロアというのはもともと祭儀の如何によって、人間に対して善性にも悪性にもなりうる超自然的存在なのだが、なかには無条件に有害であると考えられているロアもいる。ラングレスもそのうちの一である。
ラングレスは、従者を通して、瞬時に、無慈悲に人間を殺してしまう厳格なロアである。その外見は恐ろしく、従者は赤いスカーフを身につけている。住処は深淵と大きな岩で、黄色い豚とワインを食料として好む。色は赤が好み。聖なる日は火曜日。
関連項目†
参考資料 - 資料/364:44, 49, 50-51