マーラ†
Māra
地域・文化:仏教
マーラ・パーピマーと呼ばれることもある、仏教初期からの最大の悪魔。そもそもの「魔」の字が、マーラを表わすために作られたのだという。マーラは仏陀の修行中に現れ、彼を様々な方法で誘惑して修行を妨げようとする。しかしすべての誘惑は退けられ、退散してしまうのである。愛欲、不快、快楽の3人の娘がいるとされる。
漢字としての「魔羅」は、インド仏典の漢訳が始まった後漢時代の中国語音では*malaで、中古漢音ではmwâlâとなる*1。日本語ではマラ。
関連項目†
参考資料 -