乾闥婆†Kendatsuba
地域・文化:仏教 インドにおけるガンダルヴァのこと。 また八部衆の一人でもある。 ガンダルヴァの原義から離れてしまって明らかに神の一種となっているので項目は立てないがいくつかの経典において、乾闥婆は栴檀乾闥婆神王(せんだんけんだつばじんおう)として胎児や幼い子供を守る神だとされている。人が生まれるとき、夜叉や羅刹たちは好んで不妊を広め、胎児を傷つけ流産を引き起こす。また弥酬迦などの15の鬼神がさまよって幼児をおびやかす。このように世間には生まれたばかり・生まれるはずの命を危険にさらす恐ろしい存在が偏在している。だから、それを防ぐためには、この神王の陀羅尼をたくさん唱え、美味しい飲食などを同時に供えるなどをしなければならない。 ちなみにその15の鬼神というのは阿波悉魔羅以下の15種。 関連項目†
参考資料 - 資料/355:s.v. |