ナライェート†
Nᴀʀaje•t
地域・文化:北米先住民・ネツィリク
「大きな胃」。
ある種のシャーマン種族であり、人間と同じような姿と習慣の精霊であるが、その食欲は底なしで並ぶものがない。そのためにこのような名前で呼ばれている。脚も非常に速く、その脚でカリブーを簡単に追い越し、殺すこともできる。彼らが走るとき、彼らはその腹を皮ひもで縛るという習慣がある。このため足が軽くなり、息を切らすことなくカリブーと同じくらいの速度で走ることができるのだという。
大食漢であるため、獲物への執念は非常に大きい。カリブーをつかまえると1人でカリブーの親子をすべて平らげてしまう。獲物を食べた後はとても満足し、地面に穴を掘ってそこにすっかり横たわる。このようにしてナライェートたちは食べ物を消化するが、このとき誰かが穴に近づくことに容赦しない。誰かが姿を見せると、彼らは「ぐるぐる回れ!回れ!そのまま回れ!」と遠くから叫ぶのだという。彼らはその胃をとても愛しているため、足音が目前に迫って破裂してしまうことを恐れているのである。
関連項目†
参考資料 - 資料/331:245
2008-08-16