フェンリル

Fenrir

地域・文化:北欧


 フェンリル狼。ミドガルズオルムの兄弟。こちらも巨大な狼で、口をあけるとあごが天地につくという。フェンリルが子供だったとき、神々はこのまま成長すると大変なことになるとして、縄で縛ることにした。しかし、どんなに硬い縄でも簡単に引きちぎってしまうので、神々は小人に「あり得ないもの」によって縄を作らせた。あまりに細いのでフェンリルは怪しみ、神々の誰かの手を自分の口に入れるように言った。もしちぎれない縄なら手を保険に脅し、解いてもらえるだろうと思ったからだ。しかし神々は狼の上を行く狡猾さで、実際にティール神の手を噛み切らせてしまったのである。世界の終末には縄から解き放たれ、オーディンを殺す。

関連項目


参考資料 -


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:49:08