レンオアム

Lindorm

地域・文化:デンマーク


 北欧古来のドラゴン。ドイツのリントヴルムにあたる。
 レンオアムはワーム系のドラゴンで、ドラーウェと違って空は飛べない。「太さは人の腕、長さは2mくらい」らしいから、ドラーウェと同じくレンオアムもスケールとしてはあまり大きくはないようだ。デンマークの有名なドラゴンといえばベーオウルフと戦った火をはくドラゴンがいるが、これはドラーウェのようである。
 レンlindは「しなやか 曲げやすい」を意味する形容詞から派生した名詞で、「蛇」を意味する。オアムormもまた蛇である。しかし、民間語源的にはlindはシナノキを意味するレンlindeと音が類似することから、レンオアムが古いシナノキに住むという伝説もある。レンオアムは人や家畜を襲う怪物で、猟師や魔術師に退治される。昔話や民謡では、レンオアムは呪いをかけられた王子であることがある。

関連項目


参考資料 - 資料/48:174


トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:22:00