レンオアム†
Lindorm
地域・文化:デンマーク
北欧古来のドラゴン。ドイツのリントヴルムにあたる。
レンオアムはワーム系のドラゴンで、ドラーウェと違って空は飛べない。「太さは人の腕、長さは2mくらい」らしいから、ドラーウェと同じくレンオアムもスケールとしてはあまり大きくはないようだ。デンマークの有名なドラゴンといえばベーオウルフと戦った火をはくドラゴンがいるが、これはドラーウェのようである。
レンlindは「しなやか 曲げやすい」を意味する形容詞から派生した名詞で、「蛇」を意味する。オアムormもまた蛇である。しかし、民間語源的にはlindはシナノキを意味するレンlindeと音が類似することから、レンオアムが古いシナノキに住むという伝説もある。レンオアムは人や家畜を襲う怪物で、猟師や魔術師に退治される。昔話や民謡では、レンオアムは呪いをかけられた王子であることがある。
関連項目†
参考資料 - 資料/48:174