ボユス

Bóyuú

地域・文化:ブラジル・下ジャプラ


 蛇の息子。
 あるとき、若い少女が月経期に水浴びをして、夜間、衣服を岸辺に置いたままにしておいた。すると蛇がやってきて衣服の中にくるまり、そしてまた行ってしまった。少女は衣服を洗って乾かし、そして着た。彼女はその夜に懐胎し、そして9ヵ月後に一匹の蛇を生んだ。彼女の両親がこの蛇を早速殺そうとするので、蛇は胎内に戻ってしまった。1ヵ月後、腹のなかから「ナナカマドの木のもとへ行け」という声がしたので彼女が行くと、今度は白い肌の美少年が生まれた(この少年はボユスと名づけられたらしい)。少年は母親である少女の両親のもとで成長したが、夜は必ず美しい色の蛇に変身するのだった。
 あるとき少女の父親が、彼女が巨大な蛇(ボユス)といるのを見て、蛇を殺そうとした。ボユスは母親と一緒にナナカマドのところまで逃げ、そして木の上に登ると木の実を下にいる母親に与えた。しかし母親は息子を欺いて逃げ出すと、ちょうど村では大蛇を殺そうと身内の者たちが準備をしているところだった。彼女は彼らに息子の命を助けるようにいい、さらに息子たる大蛇には天上に逃げるように命じた。ボユスはトネリコの木に登った。
 天に昇ったボユスは今でもさそり座あるいは銀河の中のしみとして見ることができ、昼間は虹となって現れている。

関連項目


参考資料 - 資料/380:154-55


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Last-modified: 2013-09-13 (金) 18:45:38 (2963d)