ニュンブロトゥス†
Nymbrotus
地域・文化:イタリア
別名:ネンブロトゥス(Nembrotus)。
偽書製作で有名なヴィテルボのアンニウス(15世紀)が、ゴール人の貴族的な系統を聖書の巨人族に求めた歴史の記述に登場する巨人の一人。聖書でいうニムロッドのこと。アンニウスの系図はまったくのでたらめであったが、後世の系図の基本となり、ラブレーの著作にも影響を及ぼした。
ニュンブロトゥスはヨウィス・サガから儀式の書を盗み、彼の息子ヨウィス・ベルスとその家族をセナハルと呼ばれる土地に移した。そしてバビロンの都市を設計し、バベルの塔を建てることに取りかかった。
56年経ち、塔の高さは山にも匹敵するようにもなったが、この時点でニュンブロトゥスは神に取られて姿を消した。
関連項目†
参考資料 - 資料/334: