あやかし†Ayakashi
アヤカシ 地域・文化:日本・全国 海の怪全般のこと。光悦本謡曲『舟弁慶』(1516ca)に「いかに武蔵殿、この御船には、あやかしがつきて候」とあるのが古い例。 また、近代では山口県から九州北部にかけて出没する海の妖怪のこと。船幽霊のようなもので、海で死んだ者の魂であり、仲間を捕るために現れる。風に逆らって舟を走らせる。柄杓の底を抜いて貸す話しもある(cf. ../船幽霊)。沖に漂流物を拾いに行く人がよく見る。 関連項目†参考資料 - 『日本国語大事典』s.v.; 資料/655:1.51 |