カンナカムイ†
地域・文化:アイヌ
竜神、雷のこと。必ずしも妖怪ではないが、それに近いという。
昔、石狩のアイヌが初夏に山に登ったとき雷が落ちてきた。そこで彼が弓を雷神に引懸けると、それが角(キラウ)にかかって一本抜け落ちた。それからこの人はエオオクテアイヌと呼ばれるようになった。そのキラウは十勝のどこそこにあるとのことで、これを取り出すといつでも雨が降り、雷が鳴るという。また川の貝は落ちたときにこの神の爪が抜け落ちたものであるから熊でも食べない。
関連項目†
参考資料 - 資料/242:; 資料/222: