大金婆さ†
Ōganebāsa
おおがねばあさ
地域・文化:静岡
東浅羽村に伝わる怪火。この村と幸浦村とのあいだを、夜間、東西に飛ぶことがある。
かつてヘソクリを隠していた未亡人の老婆がいた。外出したとき過ってこれを失くしてしまい、それをいたんで死んでしまった。以来、この火を時々見かけるようになった。
また別の話では、幸浦村に「お金」という女がいて、ある男とのあいだに子供を身ごもったが、男のほうは薄情にも見捨ててしまった。女は非常に憂い、産後の状態がよくないまま死んでしまったが、このときから火として出るようになったのだという。
関連項目†
参考資料 - 資料/920:1201