鎌鼬

Kamaitachi
かまいたち

地域・文化:日本全国


 漢字:窮奇、構太刀など。
 山道で通行人の肉を切り裂く魔風、あるいはその中にいる魔獣。しかし切り口からは流血せず、また痛みも感じられないという。おもに東日本、とくに信越地方に伝わっている。
 地方によっては古い暦を焼いたものを傷口にはりつければよいともいう。

 鎌鼬は、文字通り「イタチ」の一種とされることもあれば、特殊な風とされることもあり、鬼神の仕業、刀剣の精霊のせい、真空によるものなど、20世紀にいたるまで様々な「正体」が考案されてきた。
 似たような妖怪は各地に伝えられているが、イタチに絞ると、京都の「風鼬」、出雲の「藪鼬」が知られている。

 長野県上水内郡では、鎌を踏むと鎌鼬(原文「鎌いたち」)になるという俗信があった*1

関連項目


参考資料 - 資料/222:; 資料/106:


*1 資料/932:200.

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Last-modified: 2012-10-13 (土) 20:40:46