ナット

Nat

地域・文化:ミャンマー


 ミャンマーの民俗信仰における精霊の総称。現代ビルマ口語では、より正確に表記するなら「ナッ」になる。
 ナットはアミニズム的精霊崇拝に基づき、基の精霊や土地神などから、死霊、さらには独立した人格(?)があるものまである。一部のナットは悪霊で、不幸や災害を引き起こす。そのため、村人たちは祭りや供養をしなければならない。また、祭司や巫女も存在し、ミャンマー全般で信仰されている。多くの家庭では家の守護神としてココヤシの実が赤い布をかぶせられて祭られている。

 推定されるロロ・ビルマ祖語は*nat ~ *nan

関連項目


参考資料 - 資料/699:38; 資料/700:60


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Last-modified: 2011-01-11 (火) 02:28:18