ブルー・キャップ

Blue cap

地域・文化:イングランド


 「青帽子」。
 別名:ブルー・ボネット(Blue bonnet)。
 鉱山の妖精。鉱山の労働者の亡霊であるという。ブルー・キャップは薄青い火として現われ、満載の石炭運搬車の上に止まると、突然その運搬車を力強く押して搬出路のほうへ動かしてしまう。このように「働いた」ブルー・キャップは自分が人間だったときのものと同じ程度の賃金を要求した。そこで、鉱山労働者たちは二週間に一回、人のいない片隅に賃金を置いておく。しかしその量が少しでも少ないとブルー・キャップは怒って受け取らず、また少しでも多いとこれまた怒って余分な金を置いていったという。

 以上のようなことが1863年5月の「コリアリー・ガーディアン」誌にあったらしいが、キャサリン・ブリッグズによれば、すでにこの時期にはブルー・キャップへの信仰は薄れつつあったという。

関連項目


参考資料 - 資料/183:


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:21:51