『チラム・バラムの書』 †マヤ族の神話文書『チラム・バラムの書』に「カンヘル」(Canhel, Cangel)という超自然的存在が登場する。一部の注釈では、カンヘルとは「竜」にあたる存在だとされているが、原文が難解だということもあり、具体的にはどのようなものかわからない。現代日本では、苑崎透『幻獣ドラゴン』(1990)に登場したおかげでドラゴン(ファンタジー)界隈で名が知られるようになった。 少なくともPedro Beltran de Santa Rosa Maria, 1859, Arte del idioma Maya, reducido a sucintas reglas y semilexicon Yucateco, Segunda edicion, p. 228の時点でcanhelがdragonだという解釈はあったようである。ただ、その根拠はよくわからない。 |