竜とドラゴン

シーサーペント

古代

中世

クラーケン

 クラーケンを初めて世に知らしめたポントピダンの『ノルウェー博物誌』では、クラーケンは蛇であるとは述べられていない。彼はクラーケンをタコかヒトデの一種だと考えていたし、巨大で丸い身体、無数の触角や触手といった特徴からは、とてもこの怪物を蛇の一種だとみなすことはできないはずである(詳細は幻想動物の事典:北欧/クラーケン参照)。
 しかし、いつの間にかクラーケンがシーサーペントの一種であるという記述がみられるようになった。この説の初出は明らかではない。

 なお、イギリスのウェストモーランド地方で近代にクラッケンバック(krackenback)という語がシーサーペントの意味で用いられていたという記録はある*1。北欧語クラーケンとの影響関係ははっきりしない。

19世紀

 クラーケンが世に広まったのは18世紀後半だったが、それから半世紀ほど経った19世紀初頭から、ヨーロッパでシーサーペントについての目撃が増え、その正体や実在についての議論が熱く戦わされることになった。


*1 The English dialect dictionary, volume III, 1905, p. 489.

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Last-modified: 2013-11-02 (土) 20:58:43 (2719d)