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蛇脚男

 クロード・レヴィ=ストロースによれば、オイディプス王の家系(テーバイ神話)には「まっすぐに歩けない」という意味が構造的に存在していたという(『構造人類学I』)。彼はそこでアッティカ神話についても示唆をしているが、具体的なことをしなかった。そこで私が実際に考えてみると、確かにアッティカ神話にも、「まともな歩行」とは正反対の「蛇脚」という特徴が継続されている可能性があることに気づいた。レヴィ=ストロースは、さらに、大地から生まれたばかりの人類が「まっすぐに歩けない」という北米の神話を引用している。そしてギリシア神話において、大地から生まれた巨人の多くが「蛇脚」であった。となると、「まっすぐに歩けない」と「蛇脚」の間には、何らかの構造的な同一性があるのではないか。そのことを考えるにあたって図式にしてみたのが下の「系譜」である。
 私自身はまだ何も発見していない。もしかしたらこのことをすでに指摘した論があるかもしれないが、何せ古典文献学の専門家ではないので見つけていない。どなたかここをご覧になっている方にこの点について知恵を拝借したいところです。

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Last-modified: 2008-09-28 (日) 19:06:37 (4580d)