竜とドラゴン

蛇の進化

ただの蛇が長生きすると竜になるという伝説は、日本にもヨーロッパにもある。
ヨーロッパの場合、「人に見られないこと」が条件のようだ。

中国、『述異記』

水蛇は、500年経つと蛟になる。蛟は1000年たつと竜になる。

日本

 『塵添壒嚢鈔』八には、蛇が竜になり、また蛇はウナギにもなる、とある。

 『法隆寺口伝』という文書の最後に、唐突に竜の変化が書かれている。それによると、米はまずオナガ虫になる。次いで、この虫はアブになる。さらにアブは竜になり、竜は年を経ると如意宝を得て、如意から光を放つ。これを世間ではイナヅマと言う。秋の稲はこれによって熟すのだという*1

アルバニア

 蛇が生まれて12年経つと、ボラになる。そして、さらに50年間、人目に一度も触れることなく生き続けていると、ボラはボラルになる。ボラルがまたさらに50年間人目に触れることなく生き続けると、今度はエルシャヤという怪物に変わる。エルシャヤは人間に危害を加える怪物である。そして、このエルシャヤという怪物状態の蛇がさらに人目に触れることなく100年生き続けると、ついに最終形態のクルシェデルになるのである。このような伝説はハンガリーやルーマニアでも知られている。

トランスコーカサス

蛇の貴族は、人に見られず25年過ぎれば竜になり、もろもろの動物や人を殺すためその頭をなんにでも変えることができる。
60年人に見られずにいればユハになり、全身をどんな人間や動物にも変化することができる。


*1 http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/i04/i04_03153/i04_03153_c018/i04_03153_c018.pdf

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Last-modified: 2015-12-20 (日) 03:45:37 (524d)