柏 戸建
船橋市 不動産
ヤマタノオロチ
をテンプレートにして作成 - 幻想動物の事典Appendix
開始行:
[[竜とドラゴン]]
#contents
*八岐大蛇 [#q6ffa9a2]
日本神話最大の怪物! スサノヲでさえ眠らせなければ殺せな...
一口に八岐大蛇神話といっても、微妙な差異を含めたバリエ...
『古事記』以前の八岐大蛇神話についてはかなり多くの説が...
**古典 [#p9ac6652]
***『古事記』上つ巻(712) [#i9d82d2c]
高天原から追放された建速須佐之男命(たけはやすさのをの...
そのように準備して待っていると、遠呂智がやってきた。船...
これが現代日本でもっとも広く知られている、一番オーソド...
尾の数もそろえている数少ない事例としては、セルビア北東...
***『日本書紀』神代上 第八段(720) [#m7e2e1d6]
まずは本文。
素戔嗚命は高天原から追放され、出雲国の簸の川まで来た。...
脚摩乳が語るところによれば、もともとこの夫婦には八人の...
素戔嗚は奇稲田姫の姿を変えて湯津爪櫛となし、自分の神に...
時間が来て、大蛇がやってきた。頭と尾、それぞれ八ずつあ...
かくして大蛇をだまし討ちしたうえに宝剣もゲットした素戔...
----
''紀''の割注一書に、大蛇の尾から出てきた剣のもとの名は...
岩波文庫版の注は、これとかなり似た表現が漢の高祖にも見...
また、多頭大蛇の上に「雲が立つ」という表現は、どういう...
どちらにしても、記紀神話には八岐大蛇の特徴や属性につい...
***『日本書紀』神代上 第八段 一書 [#n3c9d846]
''一書第一'' 素戔嗚尊が天から出雲の簸の川上にくる。稲...
……八岐大蛇退治の記述、なし。
''一書第二'' 素戔嗚尊が安芸国の可愛の川上におりてくる...
まず、夫婦の名前が違う。古事記と本文では別の神だったア...
''一書第三'' 素戔嗚尊が奇稲田媛をめとろうとすると、脚...
剣の行方もあるが省略。「泣いている家に行ってみた」「頭...
''一書第四'' 素戔嗚尊、出雲国の簸の川上にある鳥上の峯...
第二の一書とあわせるといいのかもしれない。犠牲になった...
一書第五以降は国造り、大国主の神話。
***『先代旧事本紀』巻第四「地祇本紀」 [#b25b4483]
素戔嗚尊が出雲国の簸之河上の石鳥髪というところに来たと...
素戔嗚が「脚摩乳に娘をくれないか」というと、脚摩乳は「...
八岐大蛇がきた。素戔嗚は蛇に対し、あなたは畏れ多い神で...
箸が流れ着いたというのは古事記と共通する。そのほかは日...
**中世神話のなかの八岐大蛇((中世文学における八岐大蛇神話...
日本神話はなにも古事記と日本書紀にしか語られていないわ...
国文学用語でいう「中世神話」とは、鎌倉室町時代にかけて...
中世神話の特徴を一言で言い表すと、それは「テキストの注...
記紀だけを原典にすえる神話とは、日本神話でもなんでもな...
普通中世神話というと神仏習合が話題にあがり、このウェブ...
***酒に映った影 [#oc8feb57]
''高野本『平家物語』巻第十一「剣」''~
神代より伝わる宝剣三つを語るくだり。中世神話では、三種...
その昔素戔嗚尊が出雲の国簸河上に下っていったところ、国...
太字にしたところが、明らかに古代神話とは異なる、中世神...
----
''『太平記』巻第二十五「宝剣進奏両卿意見の事」~「三種...
伊勢神宮に千日参詣の発願をした円成は、満願の夜、海に出...
ここから「中世日本紀」が始まるが中略~
悪神を引きつれ反乱を起こしながらあっというまに敗れた素...
夜半すぎ、大山のようなものが動いてこちらにやってきた。...
資明は話を聞き終わると、宝剣が神話にあるものどおりか確...
大筋は『平家物語』と変わらないが、姫を櫛に変えたのでは...
それと「2本の角がある」というのは、もろに「竜」である。
----
あまり長々と紹介しても大筋は同じものばかりで退屈だろう...
''『古今和歌集序聞書 三流抄』''上巻(1286頃)~
「日本紀」によれば、素盞嗚は悪神たちとともに反乱を起こ...
神力が衰えて下位になったとか、省略したが自分は天神の末...
----
''『元亨釈書』''(1322)~
どうも、この仏教史書にあるのが一番古いらしい。近い年代...
----
山王神道書''『神道雑々集』''下、丗八「慈恵大師物忌ノ事...
イツモの国檜ノ川上にきたソサノヲは、足ナツチ手ナツチ夫...
大蛇は伊吹明神であるという。これは『書記』で日本武尊を...
----
春瑜本''『日本書紀私見聞』''*~
素戔嗚尊が追放されて出雲の国に降りたとき、人の泣き声が...
「日本書紀」とあるだけに殺し方もオーソドックスである。...
----
''『三種神器大事』''(1445)*~
素盞嗚尊が出雲の国の簸河上に大蛇がいた。尾は八つの谷を...
まわりを燃やして姫本体に近づけなかったという。素戔嗚、...
----
''『秘神抄』''(1497?)*~
出雲の国に下った素盞嗚がさまよっていると、泣き声が聞え...
大蛇がいるのは池だとのことである。酒船は依然として八艘...
----
''『雲州樋河上天淵記』''(1523)~
執筆当時から234万4650年のむかし。八岐蛇がいた。八色の雲...
そのほかにも幾つか蛇についての伝説が『天淵記』に載って...
むかしは霊蛇の苗種から大蛇が生まれたが、素戔嗚はそれを...
その他熱田明神が日本侵略を狙っていた唐の玄宗のもとに美...
過去がちょっと古すぎるがそれは置いておくとして、描写が...
----
''『神祇陰陽秘書抄』''(1526)*~
素盞嗚尊が出雲の国の山田というところに光物が集まって山...
八岐大蛇(本文中は「大蛇」だけ)の出現に「光物」や「鳴」...
----
''『日本記一 神代巻取意文』''(中世後期)~
索盞烏ノ命は雲州にきて曽我の里でしばらく暮らしていた。...
時代が下るにつれてますます巧妙になってくる。今度は鏡ま...
***八岐大蛇の子孫 [#hc3b78c2]
酒呑童子の祖父は伊吹童子であるが、この伊吹童子は伊吹明...
岩波新体系『室町物語集 上』に収録されている''『伊吹童...
また、別のお伽草子''『酒典童子(伊吹山)』''には次のよう...
嵯峨天皇のとき、比叡山延暦寺に美しい''しゅてんどうじ''...
もとは出雲の国のひの川上に住んでいたがその姿は恐ろしく...
さてやまたのおろちはバラバラにされたわけだが御霊は残り...
ところで江州の井口に須川殿という長者がいた。この親ばか...
彼は娘の寝殿まわりを兵で固め、その夜、一人が男に矢を放...
ところでその若君は幼いころから限りなく酒を飲んでいたの...
***熱田、石上 [#n125c80e]
草薙の剣は熱田神宮に祭られているので、その由緒として草...
''『尾張国熱田太神宮縁起』''(鎌倉初期?)にある神話は日...
''『熱田宮秘釈見聞』''(鎌倉期)には、そもそも八頭八尾の...
----
スサノヲが八岐大蛇を細切れにした剣があるという石神神宮(...
''『和州布留大明神御縁記』''(1446)には少女を山頂におい...
また、今出川一友''『石上布留神宮略抄』''巻下(1720)には...
八剣神社の何が「八」なのかについての縁起は錯綜しており...
***神仏習合的解釈 [#sfac5686]
**古神道における八岐大蛇 [#v65499e1]
**沖縄の八岐大蛇説話((丸山顕德『沖縄民間説話の研究』によ...
最古の資料は''『琉球神道記』''巻五に中世型八岐大蛇神話...
むかし、老夫婦に三人の娘がいた。しかし二人までは大蛇に...
なぜかスサノヲではなくヤマトタケルになっている。~
これは与那原町のもの。類話もいくつかあり、頭は七つか八...
ある島に、毎年頭が七つ、胴も七つあるウナギ(海蛇のことら...
沖縄勝連村の離島である津堅島(上の物語の「ある島」)では...
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*八岐大蛇 [#q6ffa9a2]
日本神話最大の怪物! スサノヲでさえ眠らせなければ殺せな...
一口に八岐大蛇神話といっても、微妙な差異を含めたバリエ...
『古事記』以前の八岐大蛇神話についてはかなり多くの説が...
**古典 [#p9ac6652]
***『古事記』上つ巻(712) [#i9d82d2c]
高天原から追放された建速須佐之男命(たけはやすさのをの...
そのように準備して待っていると、遠呂智がやってきた。船...
これが現代日本でもっとも広く知られている、一番オーソド...
尾の数もそろえている数少ない事例としては、セルビア北東...
***『日本書紀』神代上 第八段(720) [#m7e2e1d6]
まずは本文。
素戔嗚命は高天原から追放され、出雲国の簸の川まで来た。...
脚摩乳が語るところによれば、もともとこの夫婦には八人の...
素戔嗚は奇稲田姫の姿を変えて湯津爪櫛となし、自分の神に...
時間が来て、大蛇がやってきた。頭と尾、それぞれ八ずつあ...
かくして大蛇をだまし討ちしたうえに宝剣もゲットした素戔...
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''紀''の割注一書に、大蛇の尾から出てきた剣のもとの名は...
岩波文庫版の注は、これとかなり似た表現が漢の高祖にも見...
また、多頭大蛇の上に「雲が立つ」という表現は、どういう...
どちらにしても、記紀神話には八岐大蛇の特徴や属性につい...
***『日本書紀』神代上 第八段 一書 [#n3c9d846]
''一書第一'' 素戔嗚尊が天から出雲の簸の川上にくる。稲...
……八岐大蛇退治の記述、なし。
''一書第二'' 素戔嗚尊が安芸国の可愛の川上におりてくる...
まず、夫婦の名前が違う。古事記と本文では別の神だったア...
''一書第三'' 素戔嗚尊が奇稲田媛をめとろうとすると、脚...
剣の行方もあるが省略。「泣いている家に行ってみた」「頭...
''一書第四'' 素戔嗚尊、出雲国の簸の川上にある鳥上の峯...
第二の一書とあわせるといいのかもしれない。犠牲になった...
一書第五以降は国造り、大国主の神話。
***『先代旧事本紀』巻第四「地祇本紀」 [#b25b4483]
素戔嗚尊が出雲国の簸之河上の石鳥髪というところに来たと...
素戔嗚が「脚摩乳に娘をくれないか」というと、脚摩乳は「...
八岐大蛇がきた。素戔嗚は蛇に対し、あなたは畏れ多い神で...
箸が流れ着いたというのは古事記と共通する。そのほかは日...
**中世神話のなかの八岐大蛇((中世文学における八岐大蛇神話...
日本神話はなにも古事記と日本書紀にしか語られていないわ...
国文学用語でいう「中世神話」とは、鎌倉室町時代にかけて...
中世神話の特徴を一言で言い表すと、それは「テキストの注...
記紀だけを原典にすえる神話とは、日本神話でもなんでもな...
普通中世神話というと神仏習合が話題にあがり、このウェブ...
***酒に映った影 [#oc8feb57]
''高野本『平家物語』巻第十一「剣」''~
神代より伝わる宝剣三つを語るくだり。中世神話では、三種...
その昔素戔嗚尊が出雲の国簸河上に下っていったところ、国...
太字にしたところが、明らかに古代神話とは異なる、中世神...
----
''『太平記』巻第二十五「宝剣進奏両卿意見の事」~「三種...
伊勢神宮に千日参詣の発願をした円成は、満願の夜、海に出...
ここから「中世日本紀」が始まるが中略~
悪神を引きつれ反乱を起こしながらあっというまに敗れた素...
夜半すぎ、大山のようなものが動いてこちらにやってきた。...
資明は話を聞き終わると、宝剣が神話にあるものどおりか確...
大筋は『平家物語』と変わらないが、姫を櫛に変えたのでは...
それと「2本の角がある」というのは、もろに「竜」である。
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あまり長々と紹介しても大筋は同じものばかりで退屈だろう...
''『古今和歌集序聞書 三流抄』''上巻(1286頃)~
「日本紀」によれば、素盞嗚は悪神たちとともに反乱を起こ...
神力が衰えて下位になったとか、省略したが自分は天神の末...
----
''『元亨釈書』''(1322)~
どうも、この仏教史書にあるのが一番古いらしい。近い年代...
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山王神道書''『神道雑々集』''下、丗八「慈恵大師物忌ノ事...
イツモの国檜ノ川上にきたソサノヲは、足ナツチ手ナツチ夫...
大蛇は伊吹明神であるという。これは『書記』で日本武尊を...
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春瑜本''『日本書紀私見聞』''*~
素戔嗚尊が追放されて出雲の国に降りたとき、人の泣き声が...
「日本書紀」とあるだけに殺し方もオーソドックスである。...
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''『三種神器大事』''(1445)*~
素盞嗚尊が出雲の国の簸河上に大蛇がいた。尾は八つの谷を...
まわりを燃やして姫本体に近づけなかったという。素戔嗚、...
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''『秘神抄』''(1497?)*~
出雲の国に下った素盞嗚がさまよっていると、泣き声が聞え...
大蛇がいるのは池だとのことである。酒船は依然として八艘...
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''『雲州樋河上天淵記』''(1523)~
執筆当時から234万4650年のむかし。八岐蛇がいた。八色の雲...
そのほかにも幾つか蛇についての伝説が『天淵記』に載って...
むかしは霊蛇の苗種から大蛇が生まれたが、素戔嗚はそれを...
その他熱田明神が日本侵略を狙っていた唐の玄宗のもとに美...
過去がちょっと古すぎるがそれは置いておくとして、描写が...
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''『神祇陰陽秘書抄』''(1526)*~
素盞嗚尊が出雲の国の山田というところに光物が集まって山...
八岐大蛇(本文中は「大蛇」だけ)の出現に「光物」や「鳴」...
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''『日本記一 神代巻取意文』''(中世後期)~
索盞烏ノ命は雲州にきて曽我の里でしばらく暮らしていた。...
時代が下るにつれてますます巧妙になってくる。今度は鏡ま...
***八岐大蛇の子孫 [#hc3b78c2]
酒呑童子の祖父は伊吹童子であるが、この伊吹童子は伊吹明...
岩波新体系『室町物語集 上』に収録されている''『伊吹童...
また、別のお伽草子''『酒典童子(伊吹山)』''には次のよう...
嵯峨天皇のとき、比叡山延暦寺に美しい''しゅてんどうじ''...
もとは出雲の国のひの川上に住んでいたがその姿は恐ろしく...
さてやまたのおろちはバラバラにされたわけだが御霊は残り...
ところで江州の井口に須川殿という長者がいた。この親ばか...
彼は娘の寝殿まわりを兵で固め、その夜、一人が男に矢を放...
ところでその若君は幼いころから限りなく酒を飲んでいたの...
***熱田、石上 [#n125c80e]
草薙の剣は熱田神宮に祭られているので、その由緒として草...
''『尾張国熱田太神宮縁起』''(鎌倉初期?)にある神話は日...
''『熱田宮秘釈見聞』''(鎌倉期)には、そもそも八頭八尾の...
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スサノヲが八岐大蛇を細切れにした剣があるという石神神宮(...
''『和州布留大明神御縁記』''(1446)には少女を山頂におい...
また、今出川一友''『石上布留神宮略抄』''巻下(1720)には...
八剣神社の何が「八」なのかについての縁起は錯綜しており...
***神仏習合的解釈 [#sfac5686]
**古神道における八岐大蛇 [#v65499e1]
**沖縄の八岐大蛇説話((丸山顕德『沖縄民間説話の研究』によ...
最古の資料は''『琉球神道記』''巻五に中世型八岐大蛇神話...
むかし、老夫婦に三人の娘がいた。しかし二人までは大蛇に...
なぜかスサノヲではなくヤマトタケルになっている。~
これは与那原町のもの。類話もいくつかあり、頭は七つか八...
ある島に、毎年頭が七つ、胴も七つあるウナギ(海蛇のことら...
沖縄勝連村の離島である津堅島(上の物語の「ある島」)では...
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