アクルピ†
Akurupi
地域・文化:中央アフリカ・ムブティ
森の野獣の主。トーレの一種。人々は白い粘土ペンバを塗ってアクルピに「象をください」と頼む。ペンバを塗らなかったある人はトーレにさらわれて死者が住むという山のほうへと連れ去られそうになったらしい。
ある日(といっても1982年だが……)、3人の狩人が象を殺す罠の仕掛けてある森の奥のキャンプに出かけた。見てみると仕掛けが作動しており、槍が象に刺さっていたようだった。そこで探してみると象の死体が見つかった。しかしその死体の上には人が座っていた。ジェネットの毛皮の帽子をかぶり、体中に斑点のようにペンバを塗っていた。その人が逃げ出してほかの二人を呼んで戻ってきてみると、もうそこにその人はいなかった。これはアクルピであるという。
関連項目†
参考資料 - 資料/108:153, 191-2