地域・文化:グノーシス主義
サエール。 キリスト教の教父ヒッポリュトスが『全異端駁論』のなかで引用しているグノーシス派の神話「バルクの書」では、悪の天使の一人。登場する神話については../ナースを参照のこと。原初の母性的存在エデムの子どもたる12人の天使の第七のものである。
語源としてはヘブライ語の「シェオール」(冥界)*1、あるいは堕天使サマエルという説*2がある。
参考資料 - 資料/955: 276; 資料/956:201