ニオノ†
Niono
地域・文化:ニューブリテン島
死霊、霊魂。影という言葉と関連がある。
ニオノはふだんは体内にあり、寝ているときは気の遠くなったときには体の外に出る。病気は、ニオノが離脱したことによって起こる。それで、人が死ぬと体外に出る。そしてマタナ・ニオン(Matana Nion、霊魂の国。地方によってはGududura、Takum)とよばれるところに行く。マタナ・ニオンについて、あまり詳しいことは解らない。貧者はヤクピラ(Jakupira、Yakupira)に行く。また、この世で臆病なものはあの世で勇敢になるという伝承もある。
この世に現れた霊魂はカブトガニの形で病人の周囲をうろつくことがある。
関連項目†
参考資料 - 資料/133: