シュマヌ†Šmanu, Šimnu
šmnw 地域・文化:ソグド(マニ教、キリスト教) サタン、アフリマンなどの大悪魔のこと(宗教によって指示対象が違ってくる)。 語源は同じく悪魔を意味するアスラマヌ(*Aθramanu = 'tdrmnw)らしいが、アスラマヌのほうの語源としては*ahra-manuという語が推定されており(例証されているわけではない)、これがアンラ・マンユ(aŋra-mainyu)のことだったのではないかと言われている*1。(初期ソグド語のdrは後代šと発音されるようになった) ウイグル語../シュムヌ、モンゴル語シムヌなどの語源にもなった(これら東アジアの言語では、仏教の魔羅を意味するようになった)。 関連項目†参考資料 - 資料/659:375 |