地域・文化:トカラ
トカラ語(8世紀ごろまでに死語になった、中央アジアの印欧系言語。仏典が多く残されている)における魔神マーラのこと。 マールニェクテはトカラ語Bの形態で、トカラ語Aではマールニケト(Mārñkät)。 マールが梵語のマーラにあたり、ニェクテ/ニケトは「神」(英語のgodと語源的に一致するとも言われているが、可能性は薄い)、梵語のデーヴァを意味する言葉である。
参考資料 - 資料/359:301; 資料/360:231