アフポップ・アチフ†
Ahpop Achih
地域・文化:マヤ・キチェー
人間の敵が住む地下の国シバルバーの使者である4羽のミミズク。それぞれ../チャビ・トゥクール、../フラカン・トゥクール、../カキシュ・トゥクール、../ホロム・トゥクールという名前であった。
「アフポップ・アチフ」は、キチェーの首長、または長者の位を表す称号であるという。
キチェーの神話『ポポル・ヴフ』第2部第2章では、アフポップ・アチフはフン・フンアフプーとヴクブ・フンアフプーに、シバルバーの主たちがシバルバーで球戯をしたいといっているから来い、という伝言を伝えた。
また、第3章では、フン・フンアフプーの唾によって身ごもったイシュキックが、シバルバーの主の1人である父の../クチュマキックに不貞を疑われて供犠にされようとしたとき、この鳥たちが彼女を殺して心臓を持っていくためのヒカラと石刀を持ってきた。しかしイシュキックは、鳥たちに、自分は無実であるから殺したら貴方たちは罪人になってしまう、フン・カメーとヴクブ・カメーも「私のものになってしまう」と警告し、おとりの樹液を使って心臓をでっち上げさせた。イシュキックはアフポップ・アチフを祝福したため、鳥たちはシバルバーの主ではなくイシュキックに仕えることを誓った。
物語の詳細については../フン・カメーの項目参照。
関連項目†
参考資料 - 資料/254: