アチャカトゥ†Achacatu
地域・文化:コロンビア・サリヴァ あらゆるものの根源的存在であるプル(Puru)の一側面。プルの怒りを呼び起こさせてしまう行為を人に行わせようとする。プルの諸力の放散であると同時に、プルと衝突する力ともなる、という。 神話によると、原初のとき、プルは雲を吹き出して大地に最初の雨を降らせた。そして、そこから植物や動物、人間が誕生した。しかしアチャカトゥの活動によって、人々はプルのことを否定するようになってしまった。人々は意地悪くなり、プルではなくアチャカトゥの側につくようになった。そこでプルは人々を滅ぼすことにした。彼はカタナ・メノア(Catana Menoa)と呼ばれる大洪水を引き起こしたが、嫉妬深いアチャカトゥは崇拝者のうちから一組の男女を助けだし、イルカの腹の中に隠した。洪水の水が引くと、彼らは腹の中から這い出てきた。この出来事によって彼らはプルの力を思い知らされたのである。 関連項目†参考資料 - 資料/606:40-42 |