コンデナード†
地域・文化:ペルー
他人の畑を焼いたとか、親を殴った、近親相姦の罪を犯したなどの重罪で死後冥界にいったはいいがこの世に送り返されたものの死霊。救済されることは絶対にない。人前に現われるときは、上半身が人間で下半身が犬やフクロウやラバの姿である。
このような悪質な死霊は危険で、人間の肉を食べることによって自分の肉体が浄化されると信じて、人間を見つけては生のまま食べるといわれる。毎日墓場から出ては叫んで人々を脅かし、荒野や海岸をさ迷い歩きつづける。一日中さ迷い歩きつづけているので常に空腹で、時には山羊の丸焼きを2、3匹丸呑みさえするとされるが、キリスト教徒の作った食事は食べることができない。
山の上にあり、奇跡的な救いをもたらすといわれる「緑の十字架」を見つけようとして、高い雪の積もった山頂にいこうともしている。
関連項目†
参考資料 - 資料/221: