地域・文化:日本・静岡
『遠江国風土記伝』(寛政元年/1789)巻第二によると、ある古戦場の近くに「犀㟞(さいがけ)」という崖がある。樹木が生い茂るなかに深い穴が開いていて、その深さは知ることができないほどだという。土地の古老によると、むかし雨が降り風が激しいとき、佐伊という獣が出てきた。そのところが溝となった。ゆえに佐伊之加計という、らしい。
参考資料 - 資料/666:87