Monoiwa
ものいわ
地域・文化:日本・新潟
西頸城郡の小滝村にある岩。昔、物を言ったので「物いわ」といったのが後に「物岩」と書くようになったのだという。その伝説は以下の通り。
昔、山岸七兵衛という人がいた。小谷五人衆と訴訟して、理屈がよくて勝ったことがあった。小谷のほうではしかたなく../管狐を使って七兵衛を取り殺そうとした。管狐は三年間彼を付け狙ったが、一寸の油断もないので憑きようがなく、空しく帰ってきた。そこで今度は小谷に誘い出して殺そうとたくらんだ。七兵衛はそのような事情を何一つ知らないまま小谷に行こうとしてこの岩の傍らを通ると、「今度行きゃ殺されるぞ」と言ったので小谷行きを止め、命を助かったという。
関連項目†
参考資料 - 資料/927:30-31