地域・文化:スラヴ
東スラヴでの吸血鬼の呼称である。ポーランドで最も多く用いられた。珍しい時間感覚を持ち、夜の大部分は寝ていて正午から真夜中まで起きている。舌には刺があり、それで人間の血を吸い取る。この怪物ほど血への欲望が強いものはないと言ってよく、血の中で眠り、血を飲み、杭で刺されたときは血を噴き出すのだ。 ウピオルになるのを防ぐには、うつぶせに埋葬し、柳の十字架を脇の下、胸、または顎の下に置く。当然、杭を打ち頭部を切断しても吸血鬼にはなれない。また、吸血鬼の血と小麦粉を混ぜ合わせてつくったパンを食べても襲われないとされる。
参考資料 - 資料/79: