ティケア†
Tiké̢'a̢
地域・文化:北米先住民・ウィヤンドット
善神ティユスカアが双子の兄弟タウェスカレと戦うために作り出した小人族の一種。もう一種はカヒニョアという。
ティケアたちはティユスカアとともにタウェスカレを戦ったのちに西にある魂の世界に向かった。そしてそこで折に応じてウィヤンドットの人々も守護するようになった。たとえば彼らは石の巨人たちを追い払うときやケンタッキーの泉の災難であったバッファローの呪術師たちを退治するときに助けを求められた。力は強大で魔力もあるが、根本的には善性で、ヒューロンやウィヤンドットの人々に危害をくわえたことはこれまでに一度もない。
ティケアたちは非常に小さく、そして太古の存在である。しかしその姿かたちは人間のものと同じである。とはいえある人々によれば、もはや姿は見えなくなっているともいう。生活も人間のそれと同じで、獣皮と毛で織った衣服を着て、小さな小さな揺りかごに赤子を入れている。また、歌や踊りをとくに楽しんでいる。
関連項目†
参考資料 - 資料/363:298-99
2008-08-16