ガンダルワ†Gaṇdarəβa, Gandarəwa
地域・文化:世界各地 別名: ガンドゥルワ(Gaṇdərəβa)、ガンダラワ(Gaṇdaraβa)。 「ファルワルディーン・ヤシュト(第13ヤシュト)」123節では、ガンダルワはパルシンタ(Parṣ̌iṇta)の父だということになっている(これはゾロアスター教徒の名前らしい)。ただしこの人のつづりはクリスティアン・バルトロメの辞典によるとガンドルワgandrəwaである。TITUS Textsでもガンドルワgaṇdrəβa。 後世のパフラヴィー語文献『デーンカルド』、現在散逸している部分のアヴェスターの要約からは、いちおうアヴェスターそのものにもクルサースパの武勇伝が描かれていたことがわかるが、それは要約に過ぎない。『リヴァーヤト』には、より詳しい戦闘の物語が描かれているが、そこではガンダルブとなっている。 名前からみて、どう考えてもインドのガンダルヴァと関係があることは明らかなのだが、芸神群としてのガンダルヴァと海の怪物であるガンダルワは、今のところどう考えても結びつかない。 関連項目† |