プレータ†
Preta, Pret
地域・文化:インド
死者の霊魂だが、あまり好ましいとは考えられていない。
民間伝承中では奇形や体の不自由な人、早産の死霊であるといわれる。
一般にプレータや../ピシャーチャは生きている人間に対して悪いことをなすと考えられているが、次のようなプロセスを踏んで成仏?するところもあるらしい。この場合、プレータとは、人が死んでから一定の期間のあいだの、その人の魂のことである。
まずプレータは、死んだあと、家の周りに留まる。10のピンダという祭儀が行われるまで死者はプレータのままであり、ナーラーヤナバラ(Nārāyanabala)の儀式によって、死者はピシャーチャとなる。その上にサピンディカラナ(Sapindikarana)という儀式を執り行い、死者は聖なる存在ピトリへと昇格される。
関連項目†
参考資料 - 資料/99:; 資料/782:898