ラークシャサ†
Rākṣasa
राक्षस
地域・文化:インド
女性形はラークシャシー(Rākṣasī)。
インドの古典叙事詩においては、ラーヴァナを頭領としてスリランカに住んでいた、とされる悪鬼たち。
漢訳仏典では「羅刹」と表記される。
その姿は多様で、あるものは美しいが、手が長かったり、恐ろしい姿をしていたり、痩せていたり、身長が小さかったり、太っていたり、巨人だったり、目が一つだったり、耳が一つだったり、腹が大きかったり、歯が飛び出していたり、足が曲がっていたり、頭が蛇やロバ、馬、象だったり、などさまざまなものがいた。
民間伝承上では、ラークシャサは悪霊の一種に近い存在である。木の上に住み、夜中に人間の身体に取り憑いて病気を引き起こし、旅人を道に迷わせる。ランプが苦手であり(ランプはラークショーグナ、ラークシャサの破壊者と呼ばれる)、ベンガルではどの部屋にもランプを持っていくのはラークシャサを除けるためだと説明される。
関連項目†
参考資料 - 資料/99:; 資料/70: