サエル

Saēl
Σαήλ

地域・文化:グノーシス主義


 サエール。
 キリスト教の教父ヒッポリュトスが『全異端駁論』のなかで引用しているグノーシス派の神話「バルクの書」では、悪の天使の一人。登場する神話については../ナースを参照のこと。原初の母性的存在エデムの子どもたる12人の天使の第七のものである。

 語源としてはヘブライ語の「シェオール」(冥界)*1、あるいは堕天使サマエルという説*2がある。

関連項目


参考資料 - 資料/955: 276; 資料/956:201


*1 資料/961:98.
*2 資料/962:152.

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Last-modified: 2013-09-12 (木) 00:19:34