ウリディンム

Uridimmu, Urdimmu

地域・文化:アッカド


 ウリディムマ、ウルディンム。
 「狂ったライオン」、文字通りには「狂った犬」。
 シュメール語におけるウルイディム。

 メソポタミアにおける守護精霊の一。ウリディンムを象った魔除け人形はカッシート朝、新アッシリア時代、そしてセレウコス朝時代に稀にだが見られる。その姿は、上半身は人間で、腰から下はライオンというもの。尾はくるっと巻いている。

 創世叙事詩『エヌマ・エリシュ』ではティアマトの11の怪物の1つとなり、後にマルドゥクとサルパニートゥの門を守護する存在だとされた。

 おおかみ座をあらわす語としても使われていたようだ。

関連項目


参考資料 - 資料/350:; 資料/351:; 資料/271:; 資料/CAD:20.214-215


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:30:31