両頭蛇†
Ryoutouja
地域・文化:中国
別名:枳首蛇、越王蛇。
体の両端に頭がある蛇。
『本草綱目』「鱗部・蛇類・両頭蛇」によれば、両頭蛇にはさまざまな種類があるという。太さは小指ほどで体長は1尺ほど、背中に錦の文様があり、腹のほうは赤い。頭の片方は目も口もないが、両方に進むことができる。この蛇をみることは不吉であるとされるが、嶺外には多くいて人々はそんなに気にしているわけでもないらしい。 会稽では、両頭蛇は越王の弩(クロスボウ)の弦が変化したものだとされている。また、『博物志』(原書は晋代)では馬鼈が牛の血を食べて変化したものだとされている。
関連項目†
参考資料 - 資料/152: